【北京五輪】夏冬の「二刀流」は平野歩夢だけじゃない　過去には金メダルも [フォーエバー★]

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平昌五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝で銀メダルを獲得し、写真撮影に応じる平野歩夢＝フェニックス・スノーパークで2018年2月14日、宮間俊樹撮影

　米大リーグで投打に活躍する大谷翔平（エンゼルス）の代名詞となった「二刀流」だが、北京冬季オリンピックにもあくなき挑戦を続けるアスリートがいる。スノーボード男子ハーフパイプで2大会連続銀メダルの平野歩夢（TOKIOインカラミ）は、昨夏の東京五輪ではスケートボードに挑戦し、わずか半年で冬の祭典に戻ってきた。

　スノーボードとスケートボード。似て非なる二つの競技を極めることは簡単ではないが、平野歩はその理由を「誰もやったことがないから」と語る。

　ただし、夏冬で五輪に出場した選手はほかにもいる。日本で「元祖二刀流」として知られるのが、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長だ。夏は自転車で3回、冬はスピードスケートで4回、五輪に出場した。

　橋本と同じくスピードスケートと自転車を両立させたのが、大菅小百合と関ナツエだ。大菅は冬は2002年ソルトレークシティー大会、06年トリノ大会、夏は04年アテネ大会に出場。関も橋本とともに1988年に冬のカルガリー、夏のソウルに挑んだ。

　海外を見渡せば、東京五輪の野球で銀メダルを獲得した米国代表のエディ・アルバレスがいる。アルバレスは14年ソチ大会ではショートトラック男子5000メートルリレーで銀メダルを獲得しており、夏冬両五輪でメダリストとなった。

　しかし、上には上がいる。米国のエディー・イーガンは夏冬どちらの大会でも金メダルを獲得した史上唯一のアスリートだ。夏は1920年アントワープ大会のボクシング、冬は32年レークプラシッド大会のボブスレーでいずれも優勝している。

　印象深いのは開会式で裸の上半身に油を塗った民族衣装姿で旗手を務め、注目を集めるピタ・タウファトフア（トンガ）。夏は16年リオデジャネイロと東京の両大会でテコンドー、冬は18年平昌大会でスキー距離（クロスカントリー）に出場したアスリートだ。今回は出場していないが、常夏のトンガでローラースキーで猛練習した。

　いつの時代も、どの国、どの競技であれ、アスリートは自らの可能性を追求し続けている。【円谷美晶】

2/8(火) 16:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/79f1be709af5da92af27c6564fe547106aa1881d
https://i.imgur.com/0eGYrFT.jpg

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