【特集・連載：動画クリエイター展】２次元姉妹が現実世界に突撃！　Ｖチューバー「おめシス」、技術力と発想力で人気 [朝一から閉店までφ★]

朝一から閉店までφ ★

2022/9/5 10:00

三宅令

「頭は２次元、体は３次元バージョン」のおめがシスターズ。姉のおめがレイさん（左）と、妹のおめがリオさん
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仮想空間上のキャラクターをアバター（分身）として動画配信を行う「バーチャルユーチューバー（Ｖチューバー）」。その中で、仮想と現実を自由に行き来する異端の存在が「おめがシスターズ（おめシス）」の２人だ。キャラクターの顔と実写の体を組み合わせるなど、高い技術力と柔軟な発想力で実現した次元越え。「ユーチューバーとＶチューバーのいいとこ取り。私たちは技術で面白いことをやっている」と笑う。

姉が赤いリボンの「おめがレイ」さん、妹が青いリボンの「おめがリオ」さん。Ｖチューバーを始めたきっかけは、平成２８年にブームの火付け役となった美少女Ｖチューバー「キズナアイ」に憧れたこと。
３次元コンピューターグラフィックス（３ＤＣＧ）の技術を持っていたレイさんがリオさんを誘い、「ブームに乗って」３０年にチャンネルを開設した。リオさんは「私は当時、保育士と掛け持ち。顔出しは嫌だったので（実写の）ユーチューバーになりたいとは最初から考えていなかった。いや、私の素顔はこれ（キャラクター）だけどね」。

バーチャルならではの２人の中身が入れ替わるドッキリ動画などのほか、姉妹の軽快なトークも人気で、現在チャンネル登録者数は３１万人。専業で生活できるようになり、レイさんは３Ｄモデルの開発や渉外、リオさんは動画編集を担当している。

２人は今年に入って、「顔がバーチャル、体は実写」という斬新なスタイルを編み出した。一般的なＶチューバーのアバター（動画内でのキャラクター）と違い、頭と体を分けて作っていたからできたといい、現実世界のロケ撮影にも出掛けてこのスタイルに編集して配信し、注目を浴びている。Ｖチューバーでも飲食店を訪れての食レポ動画などが可能となり、レイさんは「活動の幅が広がった」と話す。

「バーチャルの利点は、首や腕を外したり、物理法則を無視したりして遊べるところ。実写の利点は現実と交われるところ。これから先も『おめシス』を面白がってもらいたい」

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おめがシスターズ　バーチャル双子ユーチューバー。歌い踊ったり、ゲームをしたりする動画のほか、そのゲーム画面に技術力を生かしてこっそり登場するバーチャルならではのドッキリ動画などを配信、幅広いジャンルで活躍する。

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ユーチューバー（Ｖチューバー）の制作舞台裏や、その素顔を紹介する特別展「動画クリエイター展」が、１０月８日から来年４月２日まで日本科学未来館（東京・お台場）で開催される（同館、産経新聞社主催）。

特集・連載：
動画クリエイター展

https://www.sankei.com/article/20220905-IMW2OQ26KBM6THBX3BHJWR63QI/

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