【サッカー】３年間で９００億円超を稼ぐエムバペ…「金の亡者」「マネバぺ」の悪名を返上できるか [数の子★]

数の子 ★

20日開幕のカタールW杯で注目選手を紹介する連載の第8回はフランス代表FWキリアン・エムバぺ（23＝パリ・サンジェルマン＝PSG）だ。相思相愛だったスペイン1部レアル・マドリード入りを拒否したストライカーは〝真のスーパースター〟になれるか。

2015年、まだ16歳ながらフランス1部モナコでプロデビューすると、持ち味のスピードを武器に大活躍を見せ、17年にレンタルでPSG入り。18年には移籍金1億8000万円ユーロ（約262億8000万円）、22年6月末までの契約で同クラブに完全移籍を果たした。

　ただ移籍した時からPSGと契約満了の際には、熱望するスペイン1部レアル・マドリードへの移籍が確実視されていた。Rマドリードも獲得に前向きで「相思相愛」と言われたが今年5月21日、PSGと契約延長で合意したと発表された。しかもエムバペは3年間の延長で、ボーナスなどを含めて総額6億3000万ユーロ（約919億8000万円）を手にすると報じられると「金の亡者」「マネバぺ」などと揶揄（やゆ）された。

　それまでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（PSG）やポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド（マンチェスター・ユナイテッド）に続くスーパースター候補として注目されていたが、状況は一変し批判が殺到。さらにフランス代表としても、ポスターなど商業活動に関する肖像権使用を1人だけ拒否していることもあり、エムバペに対する批判は高まっている。

　しかもエムバペは、契約延長によりPSGのチーム編成にも口を出せる権利が付記されていたことが報じられている中、今秋には自身の主張が認められないと退団を示唆。さらにブラジル代表FWネイマールとの不仲説も浮上するなど、周辺はきな臭いムードが漂っている。

　ただピッチでは好調をキープし、今季もゴールを量産中。エムバペは母国をW杯2連覇に導いて悪名を払拭し〝真のスーパースター〟としての地位を確立できるか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f34e298faa11622326ead07fb68009f52acc1132