【メキシコ】拷問の限りを尽くされ、切れ味の悪いナイフで生きたまま首を切断される麻薬カルテルの司令官

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頭にシャツを被せられ、両腕を肩の高さで縛られた男性が床に投げ出されている。
しばらくすると複数の殺し屋と見られる男たちが画面に現れる。
一人の殺し屋は大きな棒を持っており、倒れている男性の足の甲やスネを打ち付けるなど、暴行を加えていく。
足がぼろぼろになったところで別の殺し屋が哀れな囚人の口に布きれを詰め込む。切れ味の悪いナイフで耳を削ぎ落とす際に舌を噛むのを防ぐためだろうか。
削ぎ落とした耳は男性の口内に返却してやるようだ。
顔や口を含む身体の一部に導線が付けられ、男性の全身を電流が走る。
バリエーションに富んだ拷問を一通り終えると殺し屋たちは満足したのか、最後の仕上げに入る。
耳を切ったのと同じナイフで、まだ生命活動を続けている男性の胴体から生きたまま首を切り離していく。
言うまでもなく緩慢な動きである。
その痛みは男性にしかわからないだろうが、その男性もおそらくもう何かを感じることはないのだろう。
この動画の犠牲者はメキシコに蔓延る新世代麻薬カルテル『ロス・セタス』（“Los Zetas”）の司令官的地位にいたエル・べべ（“El Bebe”）という人物である。
エル・べべは麻薬密売人の用心棒（アルコン “halc*n”）に対する支払い業務やメキシコのサン・ルイス・ポトシ州におけるみかじめ料の徴収を主な生業としていた。
エル・べべを捕えて拷問にかけ最終的に頭部を切断した殺し屋たちは、敵対する麻薬カルテル『エル・ゴルフォ』（“C*rtel del Golfo”）に属する者たちと見られている。
殺し屋たちはこと切れたエル・べべの首より下の部分を置き去りにしながらこう言い残している。
「これはサン・ルイス・ポトシ州に侵入しようとするロス・セタスの一味全員に起こり得ることだ。
我々は脅迫状など送らない。侵入は即ち死を意味する」
この言葉から、二つの麻薬カルテルの間における縄張り争いの見せしめのため、エル・べべは殺されたのだと考えられる。

画像
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動画
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